こんにちは!
マーテックスの広報です☆
防水工事って皆さん、ご存じですか?!
実は私たちの身近な工事なんですよ。
私たちが生活していて、雨が降っても雨漏りしませんよね。
雨漏りがしないのは、防水工事がしっかりできているからなんですよ。
私たちの生活に密接に、実は関係している防水工事。
今日は防水工事について、ご紹介させていただきます。
沢山ある防水工事の中で、アスファルト防水工事について、ご紹介させていただきます。
皆さん。
そもそも、アスファルトとはどういったものか。
ご存じですか?!
アスファルトとは、原油に含まれている炭化水素類の中で最も重質な物質です。
黒色または暗褐色の固体または半固体で、温度によって液体から固体、
固体から液体に変化する性質があります。
主に道路の舗装や防水材として使用されます。
アスファルトには「天然アスファルト」と「石油アスファルト」の2種類があります。
天然アスファルトは自然界で産出されるもので、
石油アスファルトは原油を精製する過程で得られるものです。
天然アスファルトは地表付近に浸み込んだ原油の揮発性成分が失われて残った物質で、
古くから利用されてきたアスファルト材料です。
日本では「燃える土」とも呼ばれます。
天然アスファルトは世界中にあり、米国、ベネズエラ、ペルー、イラク、
イラン、ロシア、ポーランドなどに産出しています。
世界最大のタールピットはトリニダート・トバゴのトリニダード島のピッチ湖です。
世界における、アスファルトの歴史も見てみましょう。
アスファルトの歴史はそれは古く、紀元前までさかのぼります。
いくつか、ポイントをご紹介させていただきます。
・メソポタミア文明
紀元前3200年頃、メソポタミア地域でアスファルトが船の防水材として
しようされていました。
・エジプト
紀元前3000年頃、エジプトではメソポタミア地域でアスファルトが船の防水材として
使用されていました。
また、旧約聖書には、
ノアの箱舟やバベルの塔の建設にアスファルトが使用されていた記述があります。
・インダス文明
同じく紀元前3000年頃、インダス川流域でもアスファルトが建材や防水材として
利用されていました。
このように、アスファルトはその耐久性と防水性から古代から現代にいたるまで、
様々な用途で利用され続けています。
では、日本ではどうでしょう。
日本では、新潟県から山形県、秋田県などのの油田地帯で主に産出しています。
秋田県潟上市の豊川油田では、縄文時代から江戸時代にかけて
天然アスファルトが採取され、東日本や北海道に流通していました。
縄文時代の日本では、接着剤として天然アスファルトが使用されていたことが
わかっているほか、青森県、秋田県、新潟県などの遺跡からは、
天然アスファルトが付着した矢じりや、アスファルトで補修された土器や
土偶が多数出土しています。
明治から大正時代にかけては、道路世の舗装用として利用が盛んにおこなわれていました。
といったように、日本でも採掘できる場所があったみたいですね。
日本でも明治11年に初めて道路舗装として使用されたそうです。
この時は秋田県の豊川油田から採取された天然アスファルトが使用されたそうです。
といったように、アスファルトは古くから私たち人類が利用していた
素材のようです。
では、日本における、アスファルト防水工事の歴史はどうなっているのか。
少し深堀してみたいと思います。
日本で初めてアスファルト防水工事が行われたのは、20世紀初頭です。
1905年に初めて本格的なアスファルト防水が施工されました。
この時期、アメリカから輸入された「MALTHOID(マルソイド)」
という製品が使用されました。
その後、1920年代には国産のアスファルトルーフィングの生産が開始され、
1950年代には、JIS規格が制定されるなど、国内での技術と製品の発展が進みました。
特に1950年代には、改質アスファルトルーフィングの生産が始まり、
耐久性や施工性が向上しました。
アスファルト防水は、建物の屋根や地下構造の防水に広く使用され、
現在でもその信頼と耐久性から多くの建築物で採用されています。
アスファルト防水工事の工法について、見てみましょう。
アスファルト防水工事については、主に3種類の工事方法があります。
・常温工法(冷却工法)
多くの現場で採用されているのが常温工法(冷工法)です。
常温工法はこの後に紹介する2つの工法とは異なり、
熱を使わずに防水層を作ることが出来るのが特徴です。
ルーフィングシートの裏面に、自着層と呼ばれるゴムアスファルトの
粘着層をコーティングし、複数枚庚午に貼り合わせていく工法です。
下地が軟粘着状態になるため、施工したコンクリートにしっかり付着します。
メリット
熱や臭いが発生しないため、環境への配慮だけでなく、安全性が優れているのが
ポイントです。
火を使用しないという点から、近年最も主流な工法です。
デメリット
火を使用する工法と比べると、防水層の密着度が劣り、
防水効果が低くなってしまう場合があります。
・トーチ工法
トーチバーナーと呼ばれるごく一般的なバーナーを用いて、
ルーフィングシートの裏面と下地を、アスファルトを溶かしながら貼り重ねる工法です。
メリット
シートを隙間なく溶着することができ、高い防水効果を発揮します。
また、煙が出ず臭いも少ないため、周辺環境への影響が少ないのも特徴です。
トーチ工法は費用も安いため、民間工事で採用される事が多い工法です。
デメリット
火気を使用するため、付近に燃えやすいものがある場合は施工が出来ません。
広い場所でないと施工ができないといったデメリットが存在します。
・熱工法
熱を加えて溶かしたアスファルトを使い、2~4枚のルーフィングシートを積み重ね、
防水層を作る工法です。
メリット
日本における防水工事では、100年以上もの歴史があり、
沢山のノウハウが積み重ねられてきたため、信頼性の高い工法です。
デメリット
アスファルトは大きな窯で熱して溶かします。
その熱は220~270度にも及び、独特の臭いや煙の発生、火災のリスクがあるため、
周辺環境への配慮が必要となり、最近では熱工法を採用する工事は減ってきています。
また、大きな窯の設置場所を確保する必要もあります。
アスファルト防水工事の
耐用年数は15年~25年とほかの防水工事と比べても長いのが特徴です。
ビルやマンション、病院、学校などの広い平らな屋上、
屋上駐車場や地下駐車場等、広い面積をカバーするところでも採用されています。
いかがでしたでしょうか。
アスファルト防水工事について、ご理解いただけましたでしょうか。
当社では、雨漏りの現場をしっかり確認させていただき、
ご予算等を確認した上で、適切な防水工事をご提案させていただきます。
もちろん、改修工事以外の新築の防水工事も施工させていただきますので、
お悩みの方はお気軽にご連絡くださいませ。
皆様からのお問合せ、お待ちしております!