こんにちは!
マーテックスの広報です☆
当社でも施工を請け負わせていただいております、防水工事。
防水工事は、意外と皆さんの生活に直結した工事なんですよ。
雨が降っても雨漏りがしませんよね。
その、雨漏りがしないようにする工事を当社が請け負わせていただいております。
皆さんが、安全に、安心して生活できるように、防水工事を日々担っております。
数ある防水工事の中で、
今回は、アスファルト防水について、ご紹介させていただきます。
アスファルトと聞くと、皆さん。何をイメージされますか?
アスファルトは、道路や駐車場、住宅の外構など、多くの場所で使用されています。
実は、古くからある材料で、紀元前から使用されている記録が残っているほど、
使用されている歴史が長い、材料です。
アスファルトは、原油に含まれる炭化水素類の中で最も重質な物質です。
黒色または暗褐色の固体または半固体で、温度によって液状から個体。
個体から液状に変化する性質があります。
天然アスファルトと石油アスファルトと2種類あります。
天然アスファルトは自然に存在する原油の軽質分が蒸発して残ったもので、
原油が変化してできる物質です。
日本では、新潟県上越地方から、東北日本海側、北海道の道南・渡島半島から
石狩低地の北など、原油産出地域で産出しています。
産出状況は地点ごとに異なりますが、水分量等の状況により、精製方法を変え、
土器で加熱して良質な部分を選定採取していたそうです。
石油アスファルトは原油を精製して作られます。
原油を蒸留して、石油ガス、ガソリン、灯油、軽油、重油などの成分を
取り出した後に残る残油が石油アスファルトです。
現在はアスファルトというと、石油アスファルトを使用することが主流になっています。
日本でのアスファルト防水の歴史20世紀前半までさかのぼります。
1905年に初めて本格的なアスファルト防水が施工されました。
この時期、アメリカから輸入された「マルソイド」という商品が使用されました。
その後、1920年代には国産のアスファルトルーフィングの生産が開始されました。
1950年代にはJIS規格が規定される等、国内での技術と製品の発展が進みました。
特に1950年代には改質アスファルトルーフィングの生産が
始まり耐久性や施工性が向上しました。
アスファルト防水の施工方法について詳しく見てみましょう。
アスファルト防水は、古来より使われている信頼性の高い防水工事です。
液状の溶解アスファルトと、アスファルトシートを組み合わせて、
防水性が高くて厚みのある防水層を作ります。
何度も重ねて2層以上にして、積層工法が原則です。
水密性(水が漏れない)、耐久性も高いので、施工の不具合が出にくいのが特徴です。
広い場所への施工が適しているため、
学校やマンション、公営住宅等の屋上に採用される事が多いです。
アスファルト防水は主に3種類に分けられます。
・常温工法(冷工法)
多くの現場で採用されているのが、常温工法(冷工法)です。
常温工法は他の工法とは異なり、熱を使わずに防水層を作る事が出来るのが特徴です。
ルーフィングシートの裏面に、自着層と呼ばれるゴムアスファルトの粘着層を
コーティングし、複数枚交互に張り合わせていく工法です。
下地が軟粘着状態になるため、施工したコンクリートにしっかり付着します。
メリット
熱や臭いが発生しない為、
環境への配慮だけでなく、安全性が優れているのがポイントです。
火を使用しないという点から、近年もっとも主流な工法です。
デメリット
熱を使用する工法と比べると、防水層の密着度が劣り、
防水効果が低くなってしまう場合があります。
・トーチ工法
トーチバーナーと呼ばれる、ごく一般的なバーナーを用いて、
ルーフィングシートの裏面と下地をアスファルトを炙り溶かしながら貼り重ねる工法です。
メリット
シートを隙間なく溶着することが出来るので、高い防水効果を発揮します。
また、煙が出ず臭いも少ない為、周辺環境への影響が少ないのも特徴です。
トーチ工法は費用も安いため、民間工事で採用されることが多い工法です。
デメリット
火気を使用するため、付近に燃えやすいものがある場合は施工ができません。
広い場所でないと、施工ができないといったデメリットがあります。
・熱工法
熱を加えて溶かしたアスファルトを使用し、2~4枚のルーフィングシートを積み重ね、
防水層を形成する工法です。
メリット
日本における防水工事では、100年以上もの歴史があり、
たくさんのノウハウが積み重ねられてきたため、信頼性の高い工法です。
デメリット
アスファルトは大きな窯で熱して溶かします。
その熱は220~270度にも及び、独特の臭いや煙が発生、火災のリスクがある為、
周辺環境への配慮が必要です。
最近では、熱工法を採用する現場は減ってきています。
また、大きな窯の設置場所を確保する必要もあります。
アスファルト防水工事は、長年のノウハウがあり信頼度も高い、防水工事ですが、
施工場所の広さや、環境等により、施工が難しいのが現状です。
当社では、皆様のご予算や、施工場所に応じて適切なご提案をさせていただきます。
お気軽にお問合せいただけましたらと思います。
お待ちしております♪