こんにちは!
マーテックスの広報です☆
防水工事という工事を、皆さんご存じでしょうか。
防水工事は雨が降ったときに、
建物や家屋に雨水を浸水させないようにする工事の事です。
雨や雪が降るたびに、雨漏りしていたんでは、大変ですよね。
そんなことに悩まされず、毎日生活できているのは、
しっかりした防水工事が施されているからなんですよね。
さて。
そんな防水工事ですが、たくさんの工事の方法があります。
今回は数ある防水工事の中で、FRP防水をご紹介させて頂きます。
そもそもFRPとは、
Fiver (繊維)
Reinforced (強化)
Plastics (プラスチック)
の略語です。
FRPを日本語で言うと「繊維強化プラスチック」です。
そう。実は、分類的にはプラスチックに分類されます。
液状の樹脂(ポリエステル)に硬化剤を混ぜ合わせ、
さらに補強材であるガラス繊維を組み合わせてできるものです。
FRP自体、非常に強度があり、耐久性や耐水性に優れています。
そのため、防水だけではなく、様々なものに使用されています。
また、FRP防水の表面を見ると、その繊維模様が浮き出ていることがあります。
FRPは先述したように、非常に強度が高く、耐久性や耐水性が優れているだけでなく、
成型性にも優れています。
その為、実は浴槽、公園の遊具、船、人工衛星、ロケットなどにも使用されています。
ロケットなんかにもしようされている素材だなんてすごいですよね。
戸建てのベランダ防水では、FRP防水が施される事が多いのも特徴です。
では。
FRP防水の特徴を見てみましょう。
・つなぎ目がなく、シームレスな防水材。
・塗膜が硬質で、爪が立たない。
・ガラス繊維模様が透けて見える。
以上の特徴を持っている事がおおいです。
シート防水のようなつなぎ目がなく、塗膜防水の一種とされていますが、
ウレタン防水と見分けるには塗膜の硬さで見分けるのが一般的です。
FRP防水とは、ベランダやバルコニーなどの床面にFRPシートを敷き、
その上からポリエステル樹脂を塗布して防水層を作る工事です。
紫外線や強風から表面を守るため、
硬化が進んだ防水層の上にさらにトップコートという保護仕上げ材を塗ります。
FRP防水の耐用年数は10~25年ほどです。
施工から7~10年ほど経過したら、トップコートを塗り直したり、
FRPシートを補修したりすることをお勧めします。
施工から10年経たないうちに表面にひび割れや傷みが生じると、
雨漏りの原因となるため早めに補修するようにしましょう。
またFRP防水性だけでなく、耐久性や耐熱性、耐候性も高いという特徴があります。
ただし、FRP防水の材料は燃えやすい為、施工期間中は基本的に火気厳禁です。
(※施工後であれば一般的には問題ありません)
FRP防水工事のメリット・デメリットを見てみましょう。
メリット
・防水性が高い
FRP防水はシートを敷いてから上から樹脂でカバーするため、
水を通しにくく、高い防水性を保てます。
このため、プールや水槽、船舶などの防水工事においてもよく使用されます。
もちろん、一般の住宅のベランダやバルコニーの防水にも十分な力を発揮してくれます。
・衝撃に強い
FRPは繊維強化プラスチックを使用しているため、衝撃に強いです。
FRP防水を施した箇所は、歩行や車両の走行にも基本的に耐えられます。
そのため、屋上にある駐車場にも施工可能です。
・工期が短くて済む
FRP防水は樹脂の硬化時間が短く、工事は1~2日前後で終わります。
また、1㎡あたり3~5kg程度と軽量なので、扱いやすく、施工しやすいです。
デメリット
・費用がかかる
FRP防水は高い防水性や耐久性を持ち、施工しやすいというメリットがあるぶん、
工事にかかる費用が高くなります。
ウレタン防水や防水機能のあるシートを敷く「シート防水」に比べると、
工事費用は2倍近くになる場合があります。
・施工できない場所がある
FRPは伸縮性が低いという性質を持っているため、
歪みが生じやすい箇所への施工は避けなければなりません。
例えば、木造の広いベランダや、鉄の下地、雨漏りが長く続き傷んだ下地は
FRP防水を施工するとひび割れが起きる可能性があります。
・施工中に臭いが発生する
施工中に樹脂を硬化させるときに独特の臭いが発生します。
施工が終われば、臭いは収まります。
施工中はしっかり換気を行い、臭いを逃がすようにしましょう。
いかがでしょうか。
FRPという素材は様々な場所に使われている、汎用性の高い素材です。
防水工事においても、高い防水性を実感していただけると思います。
当社では、現場を確認させていただき、
ご予算に応じて最適な防水工事をご提案させていただきます。
施工も技術の確かな職人さんにお願いしておりますので、
ご安心してご依頼いただけましたらと思います。