こんにちは!
マーテックスの広報です☆
建物に雨水を浸水させない為の防水工事。
当社では、防水工事を請け負わせていただいております。
新築から改修工事まで。
たくさんの案件を取り扱わせていただいております。
防水工事と言っても、色々と工事の方法がございますので
今回は防水工事の工事の種類をご紹介させていただきたいと思います!
ウレタン防水工事は、ベランダや陸屋根(屋上)の防水対策としてもっとも一般的です。
防水工事の中でも新築・改修工事・リフォームなどで人気の高い、
ウレタン防水工事のメリット・デメリットをご紹介させていただきます。
ウレタンとは、プラスチックの一種で、ウレタン結合と呼ばれる化学反応によって
生成される「樹脂」のことを指します。
配合や方法を変える事で様々な性質のウレタンが生まれ、スポンジや塗料、
接着材や断熱材等、世間のあらゆるところで活用されています。
ウレタン防水とは、この生成された「ウレタン樹脂」を施工箇所に複数塗ることで
防水層を形成し、建物への水の侵入を拒むことを目的とした防水工事です。
液体状のウレタン樹脂を何度も塗り重ねることでつなぎ目のない防水層を形成しますので、
つなぎ目からの漏水などはおこりません。
液状なので、複雑な形状の屋上や、狭いベランダ等に施工する場合に適しています。
ウレタン防水の耐用年数は8年~10年といわれています。
定期的なメンテナンスで耐用年数を伸ばすことが出来ます。
ウレタン防水はトップコートを最後塗るのですが、そのトップコートは
紫外線等でダメ―ジを受けるため、塗り直しを5、6年事にこまめに行うことで
長く、防水効果を保つことが出来ます。
短所としましては、
・人の手で塗るので、完全に均一な膜厚にならない。
・乾燥に時間がかかる。
(その間、歩いたり等ができないので、マンションの廊下などは不向き)
・デザイン性がない。
という点が挙げられますが、性能的に目立った短所はないので、
困ったらウレタン防水といっても過言ではありません。
ウレタン防水には何種類か工法がございますので、工法をご紹介させていただきます。
『密着工法』
密着工法はウレタン防水の樹脂材を下地に直接塗り、
その上にメッシュの補強布を貼り付けます。
さらにウレタン樹脂材を一定の厚さになるまで塗り重ね、
最後の仕上げのトップコートを施して完成です。
短い工期で施工ができますので、その分、工事費を抑えることが出来ます。
一方で施工箇所である下地が水分を含んでいると、
夏場などの暑い季節に塗りものであるウレタン樹脂が熱せられた結果、
水蒸気によって防水層がふくらんでしまうといった
現象が起きてしまうこともあります。
『通気緩衝工法』
通気緩衝シートという、裏側に溝が開いているものを敷いてその上から
ウレタンを塗っていくという工法です。
密着工法よりも費用はかかってしまいますが、
ウレタンと下地の間に1枚のシートが割って入ることで、
「水蒸気による膨らみ」を防止することが出来ます。
通気緩衝工法では施工を予定していた箇所に同じ工法が用いられていた場合、
既存の古いシートを転用することが多いのが特徴です。
状況次第では、古いシートをあえてはがさず、
その上から工事を進めていく場合もあります。
古いシートを利用して進める場合は、経年劣化によって生じた空気を、
新しく施工したシートから逃がすため、シートの数カ所に穴を開け、
そこから空気を逃がす作業を行います。
通気緩衝工法は一般的に、マンションの屋上・アパートの屋根など、
面積が大きく平面な場所に施工されることが多いです。
対して密着工法はベランダやバルコニーといった、比較的面積の狭い場所で
用いられる傾向があります。
これは、配管などが複雑に交錯する場所を施工する際、通気緩衝工法では
シートを切り貼りする手間が発生しますが、密着工法であれば、ウレタン樹脂材を
そのまま塗るだけで工事が完成するからです。
いかがでしたでしょうか。
ウレタン防水工事のことがわかっていただけましたでしょうか。
工法も種類があり、工法ごとに適した場所、適さない場所があります。
とても興味深いですよね。
広い場所で適している工法。
狭い場所で適している工法。
それぞれの工法を知っていると、適切な対応ができますよね。
今後も、色々な防水工事の工法に関して、皆さんに知っていただければと思います!
色々とご紹介させていただきますね。