martex

ブログ

Blog
ブログ
Blog
ブログ

2024年11月21日木曜日

「防水工事ってどんな工事!?アスファルト防水という工事をご存じですか!?」外壁修繕 防水工事 建築資材なら マーテックス

こんにちは!












マーテックスの広報です☆













防水工事と聞くと、どんな工事だと思いますか!?


実は、私たちに身近な工事なんです。



お家で生活していて、雨が降っても雨漏りしませんよね。
それは、防水工事をしているから、雨漏りしないんです!


防水工事とは、雨が降ったときに、漏水させないようにする為の工事の事です。


家屋、マンション、ビルなどの建物には、防水工事が施されています。




ちなみに、防水工事にはたくさんの種類がございます。
今回はたくさんある工事の中で、アスファルト防水についてご紹介させていただきます。


























皆さん。
アスファルトと聞くと、どんなものをイメージされますか!?



アスファルトは私たちの身近なものですと、道路の舗装によく使われています。
道路の表面を滑らかにして走りやすくしています。
他には、駐車場や、海底ケーブル保護材、鉄道の軌道材料としても使用されています。





そんな、アスファルトは古代から使われてる材料なんですよ。





天然のアスファルトは瀝青(ビチューメン)と呼ばれ、
紀元前3800年頃のメソポタミアで天然アスファルトが接着剤として使用されているのが
分かっているそうです。

現在は石油からつくられる、石油アスファルトが主流で、
天然アスファルトが使われることはほとんどなくなってしまいました。







そんな古くから使われているアスファルトは、
日本における防水の歴史をみても長く、日本で初めてアスファルト防水をしたのは、
1905年の事だそうです。
この時期はアメリカから輸入された材料を使用したそうです。


そこから、1920年代には国産のアスファルトルーフィングの生産が始まり
1950年にはJIS規格が規定されるなど、国内での技術と製品の発展が進みました。
特に、1950年代には、改質アスファルトルーフィングの生産が始まり、
耐久性や施工性が向上しました。



100年の歴史がある、アスファルト防水工事。
現在でもその耐久性と信頼性から多くの建築物で採用されている防水工事になります。







では、どのように施工していくのでしょうか。






アスファルト防水は、合成繊維不織布のシートに、液状に溶かしたアスファルトを
染み込ませて、コーティングした、
ルーフィングシート(建物内に水滴を入れないシート)を二層以上に仕上げることで
防水機能をより強固にする積層工法です。



アスファルト防水は広い場所への施工が適しているため、学校や、マンション、
公営住宅などの屋上や屋根で採用されることが多いです。









アスファルト防水には主に3種類の工法があります。

それぞれを見てみましょう。








・常温工法(冷工法)


多くの現場で採用されれているのが、常温工法(冷工法)です。
常温工法は他の2つの工法とは異なり、
熱を使わずに防水層を作ることが出来るのが特徴です。
ルーフィングシートの裏面に、
自着層と呼ばれるゴムアスファルトの粘着層をコーティングし、
複数枚交互に貼り合わせていく工法です。
下地が軟粘着状態になるため、施工したコンクリートにしっかりと付着します。





メリット


熱や臭いが発生しない為、環境への配慮だけでなく、
安全性に優れているのがポイントです!
火を使用しないという点から近年、最も主流な工法です。





デメリット

熱を使用する工法と比べると、防水層の密着度が劣り、
防水効果が低くなってしまう場合があります。











・トーチ工法


トーチバーナーと呼ばれるごく一般的なバーナーを使用して、
ルーフィングシートの裏面と下地を、アスファルトを炙りながら貼り重ねる工法です。





メリット

シートを隙間なく溶着することができ、高い防水効果を発揮します。
また、煙が出ず臭いも少ないため、周辺環境への影響が少ないのも特徴です。
トーチ工法は費用も安い為、民間工事で採用されることが多い工法です。





デメリット

火気を使用するため、付近に燃えやすいものがある場合は施工できません。
広い場所でないと施工ができないといったデメリットが存在します。









・熱工法


熱を加えて溶かしたアスファルトを使い、
2~4枚のルーフィングシートを積み重ねて防水層を形成する工法です。



メリット

日本における防水工事では100年以上もの歴史があり、
たくさんのノウハウが積み重ねられてきたため、信頼性の高い工法です。




デメリット

アスファルトは大きな窯で熱で溶かします。
その熱は220~270度にも及び、独特の臭いや煙の発生、
火災のリスクがあるため、周辺環境への配慮が必要となります。
最近では、熱工法を採用する工事は減ってきています。
また、大きな窯の設置場所を確保する必要もあります。







アスファルト防水の耐用年数は15年~30年と長く防水効果を維持できます。


施工期間は工法や天候によっても変わってきますが、
新築でおおよそ3~5日程度。
改修工事でおおよそ5~7日程度です。

また、大型のアスファルト溶解窯を用いて作業する
熱工法の場合は6~10日程度の施工期間が必要となります。





施工期間は長いですが、耐用年数も長く期待することが出来ます。



それぞれの防水工事の方法で特徴が変わってきますので、
施工時には、ご予算等で皆さんに最適な工法をご提案させていただきます。













アスファルト防水について、知っていただけましたでしょうか。
長い歴史のある、アスファルト防水は、耐用年数も長く、
安心して採用していただける防水工事だと思います。






改修工事などを検討されている方は、色々と工事の工法を知っていただけると、
選択肢も広がり、いざ、防水工事を選ばれる際に、良いかと思います!






たくさんの工法がございますので、また、気になる方は調べてみてくださいね♪